Hot Spring - Day 2nd -
2007年 10月 07日
蔵王の見所の1つが"お釜"。
山形県にある蔵王温泉からバスに乗って宮城県側の蔵王刈田岳へ。
すると事件は山奥で起こっていました。
1人らしき外国人男性が出口で大パニック。まさに「Help me!」な感じで。座席のお客さんも年齢層が高いので見てみないふり。そりゃそうですよね。ここは日本の山奥、英語表記のガイドもなければ運転手も英語はお手上げといった様子。状況を察して相方ととっさに「May I help you?」と声を掛けてました。
外人: 「この近くに温泉ってある?」
連合軍:「うん。蔵王温泉ってね。
でもここからバスで戻る必要があるよ」
外人: 「でも僕は戻りたくないよー。露天風呂に入りたいんだよー。」
大問題です。
だってこのバス(蔵王温泉~お釜)は1日1往復で復路は2時間後。
連合軍:「んー。1日1本しかないからここで2時間は待たないと~」
外人: 「なーんてこったい。僕はビックリだよ。降りたら何にも無いし」
連合軍:「リフトに乗って山の頂上からお釜を見られるけど?」
こんな異国の地にガイドブックも日本語も話せない彼を置き去りにすることはできず旅は道連れ。最初は途方にくれていた彼も山形名物:玉こんにゃくを早速お買い上げして「おおこれは上手い!!」と大喜びして立ち直りが早い。
そして第2の問題が。(※ちなみに彼はカナダ:モントリオール出身のRyan)
Ryan : 「ねー。これって何で出来てるの?」
連合軍: 「んー。んんん?」
国内旅行だから英和辞書なんて持ってない。コンニャクイモから作るとは知っていても
コンニャク芋ってなんて言うんだ??
困りました・・・。とりあえず"a kind of potato"と応えておきました(汗)
刈田平からリフトに乗ってお釜へ。
エメラルドグリーンの水を湛える水面と荒々しい火口壁のコントラストが神秘的です。最大深度27.6m、平均深度17.8mで湖水は強酸性。水温は表面から10数mの深度で下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊なカルデラ湖で世界でも珍しいそう。
光景に浸っているときに第3の問題が。
Ryan: 「ねー。これってなんで出来たの?」
連合軍: 「火山の噴火跡だよ」
Ryan: 「へー。カナダには火山がないからなぁ。
で、何で水が穴に溜まったの?」
連合軍: 「ん? んんん?」
カルデラ湖の生成の仕方を英語で説明。そりゃ・・・厳しいっすよ。地下から湧き出た温泉水と雨なんでしょうが、このほかいろいろ火山について訪ねられてもしどろもどろ(汗)帰国して久しぶりの生英語。相手の話は分かっても言葉が出てこない。完全にボキャブラリー不足です。
それはさておき、この不思議な外国人(彼)の正体はちょうど開催されていた山形国際ドキュメンタリーフィルムフェスティバルに作品出店していた監督さん。日本は初めてだそう。
監督がお土産に選んだのは"山寺"と芭蕉の"閑けさや~"の句が書かれたTシャツ。
Ryan: 「ねえ。これって何が書いてあるの?」
連合軍: 「俳句っていう日本独自の詩だよ。」
Ryan: 「へ~え。どんな詩なの?」
連合軍: 「うっ・・・。蝉って何て言ったっけ?」
撃沈です。なんとか説明はしたものの無理。難しい、難しすぎる・・・。日本の文化をしっかり英語できちんと説明できなくて、英語だけでなくもっと文化についてもしっかり勉強しないとと反省させられました。
ランチ後に無事帰りのバスをつかまえて3人で蔵王温泉まで戻り、そのまま彼と一緒に露天風呂へ。
男女別なので彼の様子は伺えなかったけれど相方曰く物凄く喜んでいたらしい。湯上り後は真っ赤になりながら「ちょっとくらくらするよ~」とのぼせるRyan。
マッサージが受けたいという彼を別のSPAまで連れて行ってそこでお別れ。「君達がいなかったら大変だったよ僕」とすごい感謝してくれました。山奥で偶然始まった半日交流。ロンドンでもいろんな人に助けられたので困っている人を見かけたらその御礼をどんどん返していきたいと思うのです。好奇心の塊のような彼に日本のいい所をたくさん見て帰ってもらいたいですね。
Ryanと分かれて夕食までの一息は蔵王名物の稲花餅。控えめな甘さと珈琲の苦味が絶妙。豊穣を願ったお餅だそうですが甘いものが苦手な我が家もこれはペロリといただけました。
良い事をした日のご褒美のような綺麗な夕焼け。 こんなに空一面が染まる風景を眺めるのも本当に久しぶり。
のんびり。ゆったり。幸せな1日でした。
山形県にある蔵王温泉からバスに乗って宮城県側の蔵王刈田岳へ。
すると事件は山奥で起こっていました。
1人らしき外国人男性が出口で大パニック。まさに「Help me!」な感じで。座席のお客さんも年齢層が高いので見てみないふり。そりゃそうですよね。ここは日本の山奥、英語表記のガイドもなければ運転手も英語はお手上げといった様子。状況を察して相方ととっさに「May I help you?」と声を掛けてました。
外人: 「この近くに温泉ってある?」
連合軍:「うん。蔵王温泉ってね。
でもここからバスで戻る必要があるよ」
外人: 「でも僕は戻りたくないよー。露天風呂に入りたいんだよー。」
大問題です。
だってこのバス(蔵王温泉~お釜)は1日1往復で復路は2時間後。
連合軍:「んー。1日1本しかないからここで2時間は待たないと~」
外人: 「なーんてこったい。僕はビックリだよ。降りたら何にも無いし」
連合軍:「リフトに乗って山の頂上からお釜を見られるけど?」
こんな異国の地にガイドブックも日本語も話せない彼を置き去りにすることはできず旅は道連れ。最初は途方にくれていた彼も山形名物:玉こんにゃくを早速お買い上げして「おおこれは上手い!!」と大喜びして立ち直りが早い。
そして第2の問題が。(※ちなみに彼はカナダ:モントリオール出身のRyan)
Ryan : 「ねー。これって何で出来てるの?」
連合軍: 「んー。んんん?」
国内旅行だから英和辞書なんて持ってない。コンニャクイモから作るとは知っていても
コンニャク芋ってなんて言うんだ??
困りました・・・。とりあえず"a kind of potato"と応えておきました(汗)
刈田平からリフトに乗ってお釜へ。
エメラルドグリーンの水を湛える水面と荒々しい火口壁のコントラストが神秘的です。最大深度27.6m、平均深度17.8mで湖水は強酸性。水温は表面から10数mの深度で下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊なカルデラ湖で世界でも珍しいそう。
光景に浸っているときに第3の問題が。
Ryan: 「ねー。これってなんで出来たの?」
連合軍: 「火山の噴火跡だよ」
Ryan: 「へー。カナダには火山がないからなぁ。
で、何で水が穴に溜まったの?」
連合軍: 「ん? んんん?」
カルデラ湖の生成の仕方を英語で説明。そりゃ・・・厳しいっすよ。地下から湧き出た温泉水と雨なんでしょうが、このほかいろいろ火山について訪ねられてもしどろもどろ(汗)帰国して久しぶりの生英語。相手の話は分かっても言葉が出てこない。完全にボキャブラリー不足です。
それはさておき、この不思議な外国人(彼)の正体はちょうど開催されていた山形国際ドキュメンタリーフィルムフェスティバルに作品出店していた監督さん。日本は初めてだそう。
監督がお土産に選んだのは"山寺"と芭蕉の"閑けさや~"の句が書かれたTシャツ。
Ryan: 「ねえ。これって何が書いてあるの?」
連合軍: 「俳句っていう日本独自の詩だよ。」
Ryan: 「へ~え。どんな詩なの?」
連合軍: 「うっ・・・。蝉って何て言ったっけ?」
撃沈です。なんとか説明はしたものの無理。難しい、難しすぎる・・・。日本の文化をしっかり英語できちんと説明できなくて、英語だけでなくもっと文化についてもしっかり勉強しないとと反省させられました。
ランチ後に無事帰りのバスをつかまえて3人で蔵王温泉まで戻り、そのまま彼と一緒に露天風呂へ。
男女別なので彼の様子は伺えなかったけれど相方曰く物凄く喜んでいたらしい。湯上り後は真っ赤になりながら「ちょっとくらくらするよ~」とのぼせるRyan。
マッサージが受けたいという彼を別のSPAまで連れて行ってそこでお別れ。「君達がいなかったら大変だったよ僕」とすごい感謝してくれました。山奥で偶然始まった半日交流。ロンドンでもいろんな人に助けられたので困っている人を見かけたらその御礼をどんどん返していきたいと思うのです。好奇心の塊のような彼に日本のいい所をたくさん見て帰ってもらいたいですね。
Ryanと分かれて夕食までの一息は蔵王名物の稲花餅。控えめな甘さと珈琲の苦味が絶妙。豊穣を願ったお餅だそうですが甘いものが苦手な我が家もこれはペロリといただけました。
良い事をした日のご褒美のような綺麗な夕焼け。
のんびり。ゆったり。幸せな1日でした。
by mokomoko-chan
| 2007-10-07 20:53
| * Japan *