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1年弱のロンドン生活から日本に帰国。場所は変わっても相変わらずのマイペース。日々の生活で感じた小さな幸せを綴っていきます。


by mokomoko-chan
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break in the clouds

「最悪の時期に行くね」

年末に彼の赴任しているロンドンへ渡航する私にロンドンを知る友人達がかけてくれた言葉。実際に生活を始めてみるとその言葉どおり、明るくなり始めるのは7時半頃から、そして青空はこれっぽちも顔を見せないまま16時過ぎには日が暮れてしまう。
おかげで先日行ったチュニジアのSuseでは世界遺産のメディナよりも雲ひとつない青空に彼と2人すっかり心奪われてしまいました。

いつもどおり彼を7時に送り出し、ひととおりの家事を終えて8時半に読書でも、とソファーにどっかり。おととい2週間の北アフリカ旅行から戻り、昨日はやっと届いた引越し荷物(船便)を片付け、今日はゆっくりしようと思ってた。

・・・・のに。何かが違う。

視界の端に窓の外に広がる見慣れない色が飛び込んできた。
あ・・・あおぞらだぁぁ

break in the clouds_f0048134_3201479.jpgこうしちゃいられないと手にしていた文庫本をガイドブックに持ち替えて予定変更。次にいつ青空に会えるかわからないし、散歩には暖かい日差しがイチバン。

Hyde Park Corner駅からGreen Parkを抜けてBuckingham宮殿へ。さらにSt.James Parkへ向かう。


ロンドン市内の公園ではリスをよく見かけるが、鳥嫌いの私にとってはあまり望ましくないことにハトやカラスだけでなく水鳥も多い。そんな私が目を奪われたものがこれ。

break in the clouds_f0048134_3204641.jpgペリカンくん。
その堂々たる風貌も見事だけどとにかくでかい!!
池の主の風格がただよっていて、公園内でも一番の人気を集めてました。

風が冷たくても日差しにかなうものはない。コートの襟を立てスタンドで購入したラテをお供にベンチでのんびり読書。なんたる幸せ♪

街中ではすでにSummer Vacationのホテル予約の広告がちらほら目につく。日本に比べ極端にNational Holidayが少ないのもあるけれど、長い冬を気持ちが押しつぶされそうなくらい重たい雲の下で過ごすイギリス人がどれだけ夏を楽しみにしているか、なんとなく分かってきた気がする。

12月に比べると日も長くなってきたし暗い暗いトンネルもあとわずか。
木々が芽吹く春、そして太陽が輝く夏を心から待ち遠しく思う。
by mokomoko-chan | 2006-01-20 02:35 | Daily Life