1年弱のロンドン生活から日本に帰国。場所は変わっても相変わらずのマイペース。日々の生活で感じた小さな幸せを綴っていきます。


by mokomoko-chan
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The National Election

 日本では29日に行われる参院選に向け各候補者が激しい選挙戦を繰り広げています。
選挙期間中なのでTVを通じていろんな議員の演説を聞いていると、上手い議員、下手な議員、本当にピンからキリまでいますね。今のところ唯一党首で上手いなと思えるのが綿貫さんぐらい。

 以前は政治にはさほど興味がなかったけれど、ニュースはもちろんQuestion TimeやSunday AMを好んで観ていたおかげで徐々に政治に関心を持つようになったのがイギリス駐在中。とはいえ勉強目的で英語ばかり目にしていたので日本の情勢はほとんど目にしておらず、日本に戻ってきたら年金問題はもちろん、閣僚の不祥事の多さ、その他もろもろに結構驚きました。
 
 考えてみたら首相としての安倍さんってよく知らないんですよね。就任時に"生粋のナショナリスト"と叩かれていたFTの記事と先月のG8でちらりと画面の端に1秒映った姿くらい。あとは政界の超サラブレッドぶりが分かるFamily Tree。

 そんな彼の資質について疑問を抱いたのがこの一言。



「今は私が話しているんです」

党首討論番組で野党党首が話している安倍さんに質問した時に彼が口にした一言。

はっきりいって失望しました。

前週の同じ番組内でも他の与党議員が野党議員の同じような質問に対し「私が今話しているので邪魔しないで下さいよ」と言った姿にこの国の議員のディベート力の低さにあきれた矢先の出来事。
世界有数の経済大国の政治家トップが同じ形でしか反論を止められないこと。
イギリスでの議論を見てきた立場からするとこれはディベートじゃなくて単なる"順番に意見を表明しあう場所"としか見えない。
もちろんお粗末なのは政治家だけではなく、司会者も"先生"扱いで議員を上手く裁ききれてない。
政治家だろうとなんだろうとプロとしてより白熱した議論となるよう組み立てていくのが本分なのに、時間配分と順番ぐらいしか指示していないのがなんともお粗末。


 数日後に日経新聞に"演説中に質問を投げた有権者に対して「あなたの意見より国民は私の意見を聞きたがっている」と安倍首相が切り返し質問を遮った"と載っていて、さらに私を落胆させました。

彼がどんな質問をしたかは知らないけれど質問者も有権者の1人のはず。これだけ問題が山積する中で不安に揺れる私達の素朴な質問をそんな言葉で片付けた事は本当に国民の声に耳を傾ける姿勢があるのかどうか疑わしくさえ思える。

質問に応えた上で相手を黙らせるのが真の説得力。
順番ではなく発言内容で自分に発言権を導き、相手の弱点を突き、自分の意見の優位性を説くのがディベートではないのでしょうか。

「何言ってるか全く分かりませんよ」

とTVの向こうで平気でのたまうセンセイ達。
そうか、あなたにとってそんなに日本語って難しいのか。
あなたのその自分の言葉を恥とも思わない頭のほうが分かりませんよ。
本当に低レベルな言い合いです。
こりゃ政治がつまらなく見えちゃうわけです。
そんな彼らを見ながら日本語が怪しいこのごろの私は我が身を振り返らないといけないんですが。

相手の政策のいい部分は採用し、悪い部分のみを批判するくらい柔軟性を持ってほしいのに、与党VS野党の構図はイギリスと一緒でも日本の場合互いに相手の揚げ足を取ってばかりで議論も進まない。内部から非難も出たほどのキャメロンの柔軟性を見習ってほしいもの。

帰国して1ヶ月弱なので選挙権がないのが残念。

さてどうなる日本の政治。

(おまけ) お気に入りのAndrew Marr。爬虫類系ながら仕切りは見事です(笑)
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by mokomoko-chan | 2007-07-19 20:48 | Daily Life