Barcelona - Day3&4 -
2007年 04月 10日
3日目はカテドラルから。
勘にまかせてひょこっと裏口から入ったので最初に目に飛び込んできたのは回廊の中心に広がる緑に囲まれたパティオ。南国情緒溢れる中アヒルがゆったりくつろぐ光景はとても教会とは思えなかったけれど、脇にある扉を開けると中庭とは全く異なり重厚感溢れる礼拝堂が広がってました。
カテドラル前広場の脇にある「私達にも書けるよね?」と思わず顔を見合わせてしまった壁画。誰も見上げてなかったけれど一応ピカソの作品です。
友人から薦められていたサンパウ病院へ。
ドメニク最後の作品でもあるこの病院は今も現役で、ふと目を横にやると救急車が止まっていたり、待合室で談笑する患者とスタッフがいたりします。
よくある無機質な病棟とは一線を画す建物なので入院患者も病気と闘いながらもふとした瞬間に心安らぐ瞬間を過ごしていそうです。
そして病院入り口から真っ直ぐ伸びるディアゴナル通りの先にはサグラダ・ファミリアの姿が。
ぷらっと前を通ると休みだと思っていたカサ・ミラ(Casa Mila)が開館中。
現在も住居として使われているこの建物は依頼主と衝突しながらガウディが山をイメージして作り上げたもの。そのため窓から下を覘くと窓辺に鉢が置いてあったりプリンターが見えたりと生活感が垣間見られるのも面白い。
個人的には最上階にあるガウディ建築の展示室のほうが一番関心深かったです。ここにはガウディがアイディアに使った自然の産物(貝や木など)や建築工学的視点からの各作品の紹介、彼が作った家具やドアノブなどが展示されていて、彼が視覚的なデザインだけでなく人間工学や建築学への深い造詣から作品を生み出していたことが伺えます。
4日目の最初はカサ・バトリョ(Casa Batllo)から。海をテーマにしているので徹底的に直線が排除され全てが柔らかい曲線に包まれている家。
天井も扉もそして暖炉までも全てが曲線。中に入るとそこにに立っているだけでふわっとやさしい心地にさせてくれる、そんな空間が広がっています。
機能性も抜群でガラスモザイクで彩られた窓の木枠にある通風孔。
前日カサ・ミラで紹介されていたドアノブ。
カサ・ミラの展示室でここカサ・バトリョの説明もあるのでそっちを見てからここを訪れると彼が目指した住居へのこだわりがより深く理解できると思います。
屋上にある煙突もポップな雰囲気ながらも洗濯干しをしやすいようにフックがついていて至れり尽くせり。通りに面した屋根は恐竜の背中を思わせるカラフルな色合い。残念ながら当日は天気があまりよくなかったけれど、照りつける太陽の下で綺麗に輝く様子を見たかったもの。
そしてぜひ試してもらいたいのがこのエレベーター。利用している観光客は殆どいなかったけれど木製の箱から上下に流れる空間を眺めるのは一押しです。
ガウディの作品をいくつか目にしたけれどこのカサ・バトリョはサグラダ・ファミリアに次ぐ満足度でした。
続いてガウディと並ぶ著名な建築家・ドメニクの傑作カタルーニャ音楽堂へ。
建物内部は一切撮影禁止なのですがこれがまた凄い。自然主義のドメニクか生み出した様々なモチーフがホール全体を取り囲み、中でも圧巻なのは天井に燦然と煌くステンドグラス。太陽をイメージしたステンドグラスはティアドロップ型をしていて、光を受けると線香花火が落ちる直前の最後の煌々とした輝きを思い起こさせます。
今でも現役のこのホールは夜になるとコンサートが開かれ不思議な空間の中で音の調に身をゆだねることができるそう。当日券はお昼ごろには売り切れてしまうので数日間滞在するのなら当日までにチケットを事前購入されることをお勧めします。
瀟洒な貴族の館を改築したピカソ美術館で20世紀の巨匠の作品を鑑賞するも彼独自の世界キュービズムで頭痛を訴える二人組み。やはり芸術は奥が深いですね(苦笑)
心配された治安も「そんなに?」と拍子抜けするほど何事もなく無事に帰ってきました。まあ海外に行く時の最低限の注意さえ払っておけば度おってことない気がします。そんなこんなで3泊4日で食も建築も満喫したバルセロナでした。
勘にまかせてひょこっと裏口から入ったので最初に目に飛び込んできたのは回廊の中心に広がる緑に囲まれたパティオ。南国情緒溢れる中アヒルがゆったりくつろぐ光景はとても教会とは思えなかったけれど、脇にある扉を開けると中庭とは全く異なり重厚感溢れる礼拝堂が広がってました。
カテドラル前広場の脇にある「私達にも書けるよね?」と思わず顔を見合わせてしまった壁画。誰も見上げてなかったけれど一応ピカソの作品です。
友人から薦められていたサンパウ病院へ。
ドメニク最後の作品でもあるこの病院は今も現役で、ふと目を横にやると救急車が止まっていたり、待合室で談笑する患者とスタッフがいたりします。
よくある無機質な病棟とは一線を画す建物なので入院患者も病気と闘いながらもふとした瞬間に心安らぐ瞬間を過ごしていそうです。
そして病院入り口から真っ直ぐ伸びるディアゴナル通りの先にはサグラダ・ファミリアの姿が。
ぷらっと前を通ると休みだと思っていたカサ・ミラ(Casa Mila)が開館中。
現在も住居として使われているこの建物は依頼主と衝突しながらガウディが山をイメージして作り上げたもの。そのため窓から下を覘くと窓辺に鉢が置いてあったりプリンターが見えたりと生活感が垣間見られるのも面白い。
個人的には最上階にあるガウディ建築の展示室のほうが一番関心深かったです。ここにはガウディがアイディアに使った自然の産物(貝や木など)や建築工学的視点からの各作品の紹介、彼が作った家具やドアノブなどが展示されていて、彼が視覚的なデザインだけでなく人間工学や建築学への深い造詣から作品を生み出していたことが伺えます。
4日目の最初はカサ・バトリョ(Casa Batllo)から。海をテーマにしているので徹底的に直線が排除され全てが柔らかい曲線に包まれている家。
機能性も抜群でガラスモザイクで彩られた窓の木枠にある通風孔。
前日カサ・ミラで紹介されていたドアノブ。
カサ・ミラの展示室でここカサ・バトリョの説明もあるのでそっちを見てからここを訪れると彼が目指した住居へのこだわりがより深く理解できると思います。
屋上にある煙突もポップな雰囲気ながらも洗濯干しをしやすいようにフックがついていて至れり尽くせり。通りに面した屋根は恐竜の背中を思わせるカラフルな色合い。残念ながら当日は天気があまりよくなかったけれど、照りつける太陽の下で綺麗に輝く様子を見たかったもの。
そしてぜひ試してもらいたいのがこのエレベーター。利用している観光客は殆どいなかったけれど木製の箱から上下に流れる空間を眺めるのは一押しです。
ガウディの作品をいくつか目にしたけれどこのカサ・バトリョはサグラダ・ファミリアに次ぐ満足度でした。
続いてガウディと並ぶ著名な建築家・ドメニクの傑作カタルーニャ音楽堂へ。
建物内部は一切撮影禁止なのですがこれがまた凄い。自然主義のドメニクか生み出した様々なモチーフがホール全体を取り囲み、中でも圧巻なのは天井に燦然と煌くステンドグラス。太陽をイメージしたステンドグラスはティアドロップ型をしていて、光を受けると線香花火が落ちる直前の最後の煌々とした輝きを思い起こさせます。
今でも現役のこのホールは夜になるとコンサートが開かれ不思議な空間の中で音の調に身をゆだねることができるそう。当日券はお昼ごろには売り切れてしまうので数日間滞在するのなら当日までにチケットを事前購入されることをお勧めします。
瀟洒な貴族の館を改築したピカソ美術館で20世紀の巨匠の作品を鑑賞するも彼独自の世界キュービズムで頭痛を訴える二人組み。やはり芸術は奥が深いですね(苦笑)
心配された治安も「そんなに?」と拍子抜けするほど何事もなく無事に帰ってきました。まあ海外に行く時の最低限の注意さえ払っておけば度おってことない気がします。そんなこんなで3泊4日で食も建築も満喫したバルセロナでした。
by mokomoko-chan
| 2007-04-10 16:35
| *South Euro*