1年弱のロンドン生活から日本に帰国。場所は変わっても相変わらずのマイペース。日々の生活で感じた小さな幸せを綴っていきます。


by mokomoko-chan
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Rhapsody / La Sylphide

前回のNutsclackerに引続き吉田都さんの舞台を観にRoyal Opera Houseへ。
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 やっぱりすごい。彼女が登場すると舞台はおろか会場内の空気が一瞬にして変わってしまうのには鳥肌が立ちました。コンサートを観に行った時に音の波動で流れる空気を感じることはあっても、舞台に立つ1人のアーティストの存在感から空気の流れを感じたのはこれが初めて。静かな場内の雰囲気がさらにピンッと張り詰めるのに、堅苦しさとは逆にどこか柔らかさを感じる空気。彼女の踊りがそうさせるのか、それとも彼女の存在がそうさせるのかそれは解らないけれど、これだけ観客の心を惹きつける能力というのは凄い天性。

 もちろん踊りも文句なし。Rhapsodyは音楽が比較的静かなのにも関わらず彼女の踊りからは足音がほとんど聞こえないので、旋律と踊りとの調和を余計な雑音なしに観賞できるのです。しかも踊り手の一挙手一投足に否が応でも目が行ってしまうほど限りなくシンプルな舞台。とはいえ、踊りの体難易度が高いゆえに世界的にも上演機会が少ないという作品だけに、いつも以上に踊りだけに集中していたように思います。それでも"そんなに難しい作品なの?"と思えるほどふわりふわりと軽やかに踊る彼女。男性ダンサー達に連続でリフトされるシーンは本当に羽が生えてるんじゃないかと思うほど、ぎこちなさが全く見られない綺麗な円を中に描いて舞台を横切っていくのです。小さな女の子じゃなくても舞台の上で輝く姿に今回もすっかり憧れてしまいました。



 今夜は2本立てで2番目は"La Sylphide"という作品。これはRhapsodyとはがらっと趣が変わって男性も女性も衣裳はスコットランドキルトのようなものをまとって登場。今まで観た演目はクラッシックなものばかりだったのでちょっと新鮮。

 ストーリーは「ああ男ってバカだね」ってのを古典バージョン+妖精にした感じでした。全く予習もせずに行ったけれど至極明快な内容だったので難なく愉しむことができました。言葉の壁がないってありがたいですね。さらに面白かったのはROHスクールの生徒達が登場し、そこはまさにリトルダンサーの世界。大人顔負けに堂々と踊り演じる彼らの中から間違いなく未来のプリンシパルが出てくるはず。

 有名作品でなくともバレエを愉しめる事が分かった今回。すっかりバレエにはまりました。日本でも観に行けるといいんだけどな・・・・

P.S  都さんの公演は今シーズンはこれが最後だったけれど9月にまたROHで公演があるとかないとか。興味のある方はぜひ。
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by mokomoko-chan | 2007-02-09 05:31 | Daily Life